「フジタ―色彩への旅」展でフジタ作品の色彩分析を行った色彩研究家の三木学氏と、同展の担当学芸員のギャラリートークをお送りします。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、あらかじめ展示室で録画したものをオンラインで配信する形式とさせていただいております。
フジタは中南米への旅行によって、1920年代の絵画とは対照的な色彩豊かな表現手法を獲得しました。それには日差しの強い現地の風景や民族衣装、滞在先で目にした建物や壁画の色彩などの影響が指摘できます。
今回のギャラリートークでは、色相、明度、彩度を3次元空間化したマンセル・カラー・システムを使い、アトリエで描かれた「乳白色の肌」の作品や旅先で制作した作品など4点を取り上げて、フジタの色彩と質感の特質を解説します。
出 演:三木 学(色彩研究家)、内呂 博之(当館学芸員)
「フジタ―色彩への旅」特設サイト
https://www.polamuseum.or.jp/sp/foujita/
なお、公式図録に収録する三木学氏によるコラム『フジタ―「色彩」と「質感」の旅』の抜粋を書評アーカイブサイト「ALLREVIEWS」にて特別公開中です。ぜひご覧ください。